名探偵コナンの物語は実は工藤新一が生まれる前から始まっています。
そこで今回はコナンの作中で起きた出来事のうち、新一が生まれる前に起きた出来事をご紹介します。
過去の時系列から名探偵コナンの歴史を遡りましょう。
実は過去から因縁があるキャラ、登場人物もいるのです・・・
新一が生まれる約140年前
カラクリの三水吉右衛門、カラクリ箱木神や大金庫鉄狸を作る
怪盗キッドと鈴木次郎吉との対決でおなじみの三水吉右衛門です。
新一が生まれる40年前
阿笠博、初恋の相手木之下フサエと出会う
いつもと違う道で小学校に向かっていた博士はある女の子と出会います。
動物が苦手な彼女の為に一緒に近所の家でハムスターと遊んで仲良くなった博士と女の子。
しかし彼女は突然引っ越してしまい、届いたはがきには10年後に思い出の場所で会おうと書いていました。
10年後に会えなくてもさらに10年後に待っていると言うのです。
(コミック40巻、アニメ421-422話 「イチョウ色の初恋」)
博士の初恋の相手である木之下フサエはその後、ふたりの思い出に欠かせないイチョウをモチーフとしたアイテムを取り扱うフサエブランドを作りました。
蘭や灰原も好きなブランドで、時々財布やバッグのことが話題に上がったり実際に使っていたりします。
また、コナンと沖矢がRUMASAKAの暗号に気付くきっかけとなったのがフサエブランドのグラスです。
(コミック89-90巻、861-862話「17年前と同じ現場」)
烏丸蓮耶の館の悲劇
烏丸蓮耶の館で財宝探しが行われるも、見つからない為に烏丸は考古学者を次々と殺していきました。
この事件をきっかけに40年後、毛利小五郎達数名の名探偵が集められます。
烏丸蓮耶は黒の組織のボス、あの方ですね。
(コミック30巻、アニメ219話 「集められた名探偵! 工藤新一vs.怪盗キッド」)
新一が生まれる30年前
宮野厚司が出島社長に家を貸す
灰原の父宮野厚司が幼馴染である出島にしばらく開けるからと、事務所にできるよう家を貸しました。
(コミック41-42巻、アニメ340-341話「トイレに隠した秘密」)
宮野厚司が白鳩製薬の薬開発チームに入る
灰原が博士の家に遭った使用期限の切れた白鳩製薬の薬を見ながら父の話を語り、判明しました。
(コミック96巻「大人びてる子」)
新一が生まれる25年前
白鳩製薬が倒産してしまったため、宮野夫婦が宮野医院を開業
白鳩製薬は大企業でありながら、急につぶれてしまいました。
どうやらどこかの企業が買収しようとしていたが失敗したからのようです。
(コミック96「大人びてる子」)
新一が生まれる20年以上前
目暮警部、通り魔事件をきっかけに妻のみどりと出会う
この事件を機に帽子をかぶるようになりましたが、それがけがを隠すためなのか妻とのなれそめを隠すためかは不明です。
(コミック28巻、アニメ217話「閉ざされた秘密」)
新一が生まれる20年前
松本清長警視、目元を負傷
目暮警部の上司である松本警視が、追いつめた殺人事件の犯人によって左目に傷を負わされました。
(コミック64巻532-535 初恋の傷跡/過去を呼ぶ傷跡/新たなる傷跡と口笛の男/古き傷跡と刑事の魂)
帝丹高校、伝説のミスコンが行われる
帝丹高校で新一の母有希子と蘭の母英理の一騎打ちのミスコンが行われましたが、ふたりとも同数で決着がつきませんでした。
最後の1票を小五郎が投票していなかったのです。
投票用紙を蘭が小五郎が着ていた制服のポケットから見つけたもののどちらの名前を書いたかは読めず、小五郎に尋ねて英理に入れようとしていた事が分かりました。
ただしその理由はミスコンのミスをミステイク(失敗)と思っていたからだそうです。
(コミック40-41巻、アニメ333-334話「 似た者プリンセス」)
工藤優作、藤峰有希子にプロポーズする
20年前にレストランで食事中に殺人事件に巻き込まれ、解決後に勢いでプロポーズしました。
ただ20年前だと有希子はまだ高校生で女優デビューした頃であること、またその話を蘭にしたウェイトレスも大体20年前と言っているだけなのでもう少し後の出来事かもしれません。
ふたりが結婚したのは有希子が女優を引退した20歳の時です。
なお、ふたりのなれそめは優作の小説を原作としたドラマのヒロインとして有希子が出演したことでした。
(コミック26巻、アニメ192-193「命がけの復活 帰ってきた新一・・・/約束の場所」)
ジョディの両親がベルモットに殺される
FBI捜査官をしていた父を母親と共にベルモットによって殺され、家に火をつけられました。
孤児となったジョディは現在の上司であるブラックにのすすめで証人保護プログラムの下成長し、FBIに入りました。
(コミック42巻、アニメ343-344話「コンビニの落とし穴」)
宮野夫妻と明美が出島デザイン事務所を訪れる
宮野夫妻と明美が出島デザイン事務所を訪れ、明美は社員の持ち物を隠して遊んでいました。
このことが後に灰原へ母からの贈り物を届けるヒントとなっています。
宮野家がいる間、外には監視のため黒い車が止まっていました。
(コミック41-42巻、アニメ340-341話「トイレに隠した秘密」)
宮野夫妻の経営する病院に降谷零が行く
作中でいつのことかは書かれていませんが、エレーナが妊娠中の為恐らく19年前くらいと思われます。
このとき厚司には研究をバックアップしてくれる施設に移る話がありましたが、断ろうとしていました。
(コミック95、「黒ウサギ亭には近づくな」)
怪盗キッドの母黒羽千影、ファントム・レディを引退
コナン世界の泥棒としておなじみの怪盗キッドの母も実は怪盗ファントム・レディとして活躍していました。
ファントム・レディのことはコナンと怪盗キッドとの会話にも出てきたことがあります。
(コミック70巻、627-628話「コナンキッドの竜馬お宝攻防戦」)
白鳥警部と小林先生が出会う
はっきりとした時期はわかりませんが、現在30前後とされる白鳥警部と26歳の小林先生が小学生のことから20年から15年くらい前の出来事と思われます。
本屋で万引きをする高校生くらいの男子を注意する小林先生の姿に惹かれた白鳥警部ですが、容姿が似た佐藤刑事と勘違いして長い間佐藤刑事に片思いをしていました。
(コミック68、アニメ568話「白鳥警部、桜の思い出」)
新一が生まれる18年前
工藤有希子、女優として活躍
時々会話の中に出演した有希子が出演したドラマや映画の話が出てきます。
また、この頃に有希子はシャロン・ヴィンヤード(ベルモット)と共に初代怪盗キッドの黒羽盗一のもとで変装技術を習いました。
(コミック34-35巻、アニメ286-288話「工藤新一NYの事件」)
佐藤刑事の父が殉職
警視庁のマドンナ、佐藤刑事の父親が強盗殺人犯を追跡中にトラックにはねられて亡くなりました。
この事件は「愁思郎」事件と呼ばれ、後にコナンによって解決します。
(コミック27巻、アニメ205-206話「本庁の刑事恋物語3」)
灰原が生まれた後、宮野夫妻が研究所の火災事故で亡くなる
死期が近付いていると感じた母エレーナは1歳から20歳までの灰原に向けたメッセージを録音したカセットテープを残していました。
(コミック41-42巻、アニメ340-341話「トイレに隠した秘密」)
怪盗キッドの父黒羽盗一、初代怪盗キッドとして活躍
自分の名前を騙った予告状が出回っている事を知り、久々に仕事をするファントム・レディこと千影。
それはファントム・レディを抹殺するための罠でしたが、そこをマジックの衣装に身を包んだ盗一に助けられます。
そして盗一は多くの人に姿を見られてしまったため、その衣装をマジックショーで着る事ができなくなってしまいました。
そこで盗一は衣装を怪盗用としてファントム・レディを世間の記憶から消し去る大怪盗になるから引退して結婚するように提案したのがふたりのなれそめです。
新一が生まれる17年前
CARASUMA(ASACARUM)というメッセージを残して羽田浩司が死亡
羽田秀吉の義理の兄、羽田浩司。
灰原は羽田浩司という名前がAPTX4869を飲ませた人物リストに載っていたことに気付きました。
羽田はチェスの大会に出場するためにアメリカに行きますが、何者かに襲われて死亡します。
(コミック89-90巻、アニメ862-862話「17年前と同じ現場」)
死体のあった部屋には割れた「PUT ON MUSCARA」と書かれた鏡がありました。
コナンはその文字がASACARUMと推理しますが、その後優作にその文字が意味するのはCARASUMAだと伝えられました。
(コミック95「ホラ♡」)
新一が生まれる前から活動していた黒の組織。
そして実は過去からの因縁があるキャラクター達・・・
今後も展開が気になりますね。
新一が生まれ、コナンになるまでのエピソードはこちらです。