「ルパン三世VS名探偵コナン The Movie」は2013年劇場公開されました。
この「ルパン三世VS名探偵コナン The Movie」のネタバレ、犯人と最後ラスト結末を紹介します。
劇場版としては名探偵コナン第17作「絶海の探偵」と第18作「異次元の狙撃手」の間の話になります。
「ルパン三世VS名探偵コナン The Movie」あらすじ
歌う貴公子と称されるエミリオの来日をきっかけにして絡まる二つの事件。
ライブ中止を要求する脅迫状と、エミリオのステージ裏で行われる裏取引・・・
それぞれにコナンとルパンが絡んでいます。
これはテレビスペシャルで好評を博したコナンVSルパンが遂にスクリーンにて対決を果たす劇場版です。
好評だったTVスペシャル、「名探偵コナンVSルパン三世」の続編的な作品ですね。
果たしてコナンは、全ての謎を解き世界を股にかけるルパンを逮捕する事が出来るのでしょうか―――?
「ルパン三世VS名探偵コナン The Movie」ネタバレ
いつものようにキッドに振り回される中森刑事から物語は幕を開けます。
物々しい警察部隊を組んで、爆風を出す機械まで仕込んでキッド逮捕に情熱を燃やしている中森。
そこへ、ファンの歓声に包まれてキッドが屋上に現れました。
作戦通り爆風を起こしキッドをはじき飛ばし海で捕獲しようとする中森ですが、その時思わぬ事態が彼を襲います。
なんとキッドが拳銃を発砲したのです。
これまでキッドの飛び道具といえばトランプのカードを銃弾とする形のモノが定番。
想定外の反撃に固まる中森。
彼が指揮権を放棄してしまった事で、屋形船に乗って逃走するキッドを追おうにも混乱した現場では対応しきれません。
そんな警官の代わりに飛び出したものがいました。
キックボードに乗ったコナンです。
それを見たキッドは屋形船を突き破り、乗せていた車を運転して逃走を図ります。
曲芸のようなドライビングテクニックで逃げるキッドに追いすがるコナンでしたが、途中麻酔銃を取り出したところで車から飛び出してきた五右衛門によりキックボードを切られ、追走を断念しました。
そう、今回のキッドはルパンが変装したものだったのです。
今回ルパンがキッド姿でダイヤを盗み出したのは、不二子が理由でした。
お望み通りキッドの姿で盗み出してやったぜ、と呟くルパンに何者かが電話をかけてきます。
それはダイヤを盗むよう言い出した張本人からのもの。
盗んだからには起爆コードを解除しろ、と物騒な事を言い出したルパン。
これは不二子を盾にした何者かによる、ルパンの泥棒スキルテストを兼ねていたのです。
男は本番を言い出します。
チェリーサファイヤを盗めるのは君しかいないとある人から聞いた、盗んだら彼女の起爆を解除してやる、そう言って電話は切れたのでした。
「ルパン三世VS名探偵コナン The Movie」エミリオ
翌日、切られたキックボードを持って、コナンは阿笠博士宅にいました。
ルパンが日本に来ていることはニュースでも取り上げられています。
しかしそれ以上の熱量を持って報道されていたのは、来日した歌手・エミリオのことでした。
歌う貴公子と言われるエミリオの側には美人マネージャーの姿も。
それを見て元太たちは興奮していますが、コナンが見ていたのは違います。
空港に降り立ったエミリオの映像の中に次元がいたのです。
その頃警視庁では、銭形が来日してルパン逮捕のための助手を目暮に求めていました。
そこで手を挙げたのは、ルパンが初恋の人だという佐藤刑事と、そんな彼女に想いを寄せる高木刑事です。
窃盗は本来二課の仕事ですが、昨日の失態以来覇気が戻らない中森に変わって一課が引き受けたからこそ回ってきた仕事でした。
助手に指名されて大喜びの佐藤。
ところが連れ立って外に出た彼女たちは、銭形の車がそこにない事に冷や汗をかきます。
相手が誰であれ職務を全うする交通課の女性警官により、駐禁場所に停めていた銭形の車はレッカーされていたのです。
大汗をかいて交通課へ走るのは高木なのでした。
銭形達は、ルパンが宣言しているチェリーサファイヤの警護にやってきています。
銀行の個人金庫に預けられているそれは、日本の警察を信じていると言って他の場所に移さなかった持ち主の期待に応えるためにも、絶対に守らなければなりません。
持ち主のこの言葉は高木を大いに感動させ、絶対捕まえましょうね!と言って銭形や佐藤らその場にいる全員の手を取るのでした。
予告時間まであと五分・・・一分・・・ルパンが時間を守らなかったことは今まで一度もないと言う銭形は、もしかしたらもう中にいるのかも、と言って金庫を開けます。
金庫内にカメラは仕掛けられていないからです。
しかし貸金庫の中にチャリーサファイヤは手つかずのまま保管されていました。
時間は既に予告を三分過ぎています。
その時、高木が場にそぐわない賑やかな声を出しました。
みんなの時計が三分進んでたりしてー!と。
その手には何やら丸い機械が・・・。
それを見て高木が本物ではないと見破った佐藤。
本物の高木はその頃銭形の車に押し込められていました。
さっき全員の手を取っていたルパン高木はその時に時計の針を進めていたのです。
見破った佐藤に、せいかーい!と愉快な声を上げて彼が投げた機械は煙を出していて・・・
高木姿のルパンは一人防毒マスクをかぶっていました。
しかしそんな彼を佐藤は投げ飛ばしたのです。
さようなら私の初恋!そう口にした彼女によって、ルパンは捕縛され・・・ましたが、簡単に捕まるような男ではないのがルパン三世。
彼は佐藤らの時計に仕込んでおいた銀色のシールを触らせることで、感電させて手錠を外し逃げ出したのでした。
そのまま線路内に入り逃げていたルパン。
しかしそんな彼を最後まで追って来たものがいました。
佐藤です。
ルパンの逃走経路を読み、この先が電力会社の共同溝に繋がっている事まで知り尽くしている佐藤。
感電により動きの鈍い体で追いすがる佐藤ですが、その時彼女の足が枕木に挟まってしまいました。
そこに迫る電車の音。
急ブレーキ音が響く中動けない佐藤を助けたのは高木です。
もうあなたの側を離れません、そう言って佐藤を抱きしめる高木ですが、その手の彼女は手錠をかけます。
高木はそんなキャラじゃないと、またしてもルパンを見破ったのです。
あれあれ~、そんな間抜けな声を出しながらも全く焦っていないルパン。
彼はいともたやすく手錠を外すと逃げていったのでした。
その頃、来日したスーパースターに黙っていられない園子により、一緒にエミリオが泊まるホテルにやってきた蘭。
一緒に、エミリオの美人マネージャーに目を奪われた毛利も来ています。
エミリオの宿泊先になっているのはサクラ・サク・ホテルでした。
するとフロントマンはこちらがまだなにも言う前に毛利を部屋に案内し始めます。
あれよあれよという間に、エミリオ達の部屋に案内された毛利や蘭たち。
そこには目暮や白鳥もいます。
一体何が起こったというのでしょうか―――?
その頃逃げ切ったルパンは地下駐車場にいました。
そこへやってきた二台の車。
中からは不二子が降りてきます。
その首には妙な機械が・・・。
もう一台の車の窓が開くと、そこから男が言います。
不二子に渡してくれ、と。
その言葉にチェリーサファイヤを取り出したルパンに不二子は、実はこれ偽物なの、と首の機械を指しました。
彼女は男と組んでサファイヤをルパンに盗ませていたのです。
さーすがぁ、と茶化しながらも目は笑っていないルパン。
不二子の首のものはどう見ても本物だという彼に、車の男は、さすがだな、そう言ってサファイヤを受け取るとウィンドウを閉めてしまいました。
私たちの安全が確かめられたらすぐに外してあげるよ、そう言い残して去る男。
そうしてしばらく後、不二子の爆弾は解除されたのでした。
「ルパン三世VS名探偵コナン The Movie」脅迫状
訳も分からないままエミリオたちの部屋に通された毛利に、彼らは自己紹介を始めます。
日本公演のコーディネーターとして来日にしたルチアーノと美人マネージャーのクラウディア。
彼らが目暮たち日本の警察を呼んだのには理由がありました。
エミリオ宛に脅迫状が届いたというのです。
英字新聞を切り貼りしたようなその脅迫状にはライブの中止が訴えられています。
さもなくばエミリオの命はない、とまで書かれた手紙に、本人は中止を希望。
しかし莫大な資金をかけてのライブツアー・・・そう簡単には中止にできないのが実情です。
この事件に呼ばれたとホテルマンが勘違いした事で毛利はこの部屋に入る事が出来たのでした。
エミリオがこのホテルにいることは極わずかの限られた人間しか知りません。
一応護衛をつけると目暮が言うと、犯人はルパンだ!と言い出した毛利。
全く筋の通らない妄想推理を繰り広げる毛利を置いて、エミリオは自室へと引き上げていきました。
それを機に蘭も園子とコナンを連れ部屋を出ます。
護衛をつけると目暮は言っていたがコナンは既にエミリオにはSPがついている事を見抜いていました。
エミリオを守る男・・・次元です。
だからこそ彼も空港にいたんだと確信しているコナンは、蘭の隙をついて勝手に階段を下り始めてしまいます。
そして彼が向かったのはホテルのバーでした。
一人酒を傾ける次元の側に座ると、ここで何してるの?と無邪気を装って話しかけます。
するとそこへ、二人同時に着信が・・・それはエミリオが脱走したというものでした。
知らせを受けてルチアーノやクラウディアが出た部屋に忍び込む次元。
あるとしたらここか、そう言ってダウジングを開始します。
そのまま隣のエミリオの部屋に向かった次元は、彼が靴まで取り替えていることに呆れ半分感心してしまいました。
これでは彼の靴に仕込んだGPSも活かしようがありません。
そこへやってきたコナン。
床に落ちていた何かを拾い上げます。
嫌そうな顔の次元に、一緒にタワーに行こうと言い、ロビーでイタリア語の新聞を探し、ここは取り扱っていないとの返事を得ると灰原に連絡するコナン。
チェリーサファイヤについて調べて欲しいという彼に、あれはなんでもないものよ、と灰原は答えます。
むしろ問題なのはその持ち主。
しかも元太たちもそこに目をつけてルパンの隠れ家を探っているらしいのです。
銀行の貸金庫を使えるような人物なのに潰れた町工場に住んでいる事を調べ上げた彼らは、大張り切りで隠れ家へ向かおうとしているのです。
危ないから行かせるな!と心配するコナンですが、灰原に彼らを止める事は出来ません。
ホテルから脱走したエミリオは、ちょうどエレベーターに乗っていた園子と蘭と連れ立って街へ繰り出します。
スカイツリーで思いっきり楽しんでいる様子の彼は、戻ろうと言う蘭の言葉には耳を貸しません。
ところが、楽しんでいるはずのエミリオが突然姿を消してしまいます。
彼はスカイツリーの展望台、その屋根部分に立っていました。
そっと近付く蘭。
エミリオはライブが嫌なんだ、と声を荒げ、助けようとする蘭の言葉を拒否します。
そんな彼に、人の命より大切なものなどないと、泣きながら説得を続ける蘭の姿に、エミリオが少し心を乱された時でした。
突風により吹き飛ばされたエミリオを助けようとしてその手を掴んだ蘭共々、二人は今にもう屋根から落ちそうになってしまいます。
片手でエミリオを掴み、もう片手で八重のヘリを掴んでいる蘭。
そこへ園子が助けに駆け寄りますが、女の腕では人二人を持ち上げる事など到底出来ません。
そこへ到着したコナンと次元。
二人は力を合わせ、次元が撃ち抜いて開けた窓の穴から、ロープを体に結んだコナンが飛び出し蘭とエミリオを救い出します。
助けられたエミリオ・・・人の命まで危険に巻き込んだと怒る蘭に頬を張られた彼は、神妙な面持ちで、僕たちを助けてくれますか?と言い出したのでした。
そこでエミリオが語り始めたのは、ライブを隠れ蓑にした裏取引の情報です。
ルチアーノがプロモーターになってから行われるようになったその裏取引に耐え切れず、彼は自分のライブが中止になれば取引もなくなるかもしれないと、自分で脅迫状を自作していたのでした。
彼の部屋でその痕跡を見つけていたコナン。
大勢のファンが待つステージを中止にはしないで、取引は絶対にさせないから、と固く誓います。
この言葉に勇気づけられたように、エミリオはホテルに帰ると心配していたクラウディアに、最高のライブを見せるよ、と約束したのでした。
「ルパン三世VS名探偵コナン The Movie」容疑者
その頃、佐藤と銭形もイタリアンマフィアの情報を掴んでいました。
日本で大きな取引をするようだが、ルパンが相手をするほどの男じゃない、と話す銭形に手にはルチアーノの情報が書かれた紙が握られています。
宝石が欲しいのか取引を潰したいのか・・・目的は何だと銭形が頭を悩ませている頃、ルパンの隠れ家には元太たちが来ていました。
ところが、対応した五右衛門に入れてもらったお茶を飲んで直ぐに眠ってしまった三人。
彼らの所持品を探るルパンは、その持ち物に驚きます。
およそ子供とは思えない無線などの本格的な道具が揃っていたからです。
そこへやってきた不二子。
彼女は彼女であの男に仕返しをするため、世界中のオトモダチに協力を要請していました。
そして、あんたの邪魔はしないから、そう言って元太達を返す役割を請負います。
そうして向かった阿笠邸で、物音に気づいて出てきた灰原を乗せ、不二子は走り出したのでした。
翌朝、阿笠邸にやってきたコナンは元太達を叱りつけます。
睡眠薬じゃなかったらこの世にいないんだぞ!と激しい剣幕で怒ったコナンは、灰原に連絡を取りました。
すると不二子の部屋でお風呂に入っている灰原。
そもそも彼女が不二子についていったのも元太たちの作戦の一つでした。
なんとしてでもルパン一味の隠れ家を探ろうという腹です。
しかし灰原は、この場所を元太たちに伝えるつもりはありません。
それはコナンにも約束して電話を切ったのでした。
ライブを翌日に控え、会場は着々と準備が進められています。
会場すぐ側に待機している佐藤たちは、ルチアーノがこのスタジアムの改装にも口を出したと調べ上げ、取引は舞台下なのではないかと手配していました。
ステージ下には本番中人が来ることはないからです。
佐藤たちの準備も整った頃、いよいよエミリオのライブ当日を迎えます。
本番が始まった大盛り上りの会場では、舞台袖に蘭と毛利が控えていました。
ステージ裏の様子を監視トラックでモニターを確認している佐藤と銭形。
しかしルパンはおろかルチアーノの姿も見えません。
ルチアーノの姿を最後に見たのは、30分前のこと。
地下へと入っていく彼の姿が捉えられています。
ところが、その地下駐車場から出ていく車は確認されていません。
異変に気づいた佐藤は、地下駐車場に走り込み、モニターでは確認できない部分に抜け道を見つけました。
やられた、と臍を噛む佐藤ですが、彼女より先にこの抜け道に気付いた者がいました。コナンです。
キックボードを駆使して追うコナンを見て、俺は勘で追うと言い出したのは銭形です。
彼は、佐藤たちに科学技術で追うよう指示を出すと、そのまま飛び出していったのでした。
「ルパン三世VS名探偵コナン The Movie」黒幕犯人
旧羽田整備地区。
ルチアーノはここにいました。
彼の前にいるのは不二子の首に爆弾をつけた男・アラン・スミシーです。
君が欲しいものは、とアランが取り出したのはチェリーサファイヤでした。
しかしそれを見て顔色を変えるルチアーノ。
なんの冗談だ?という彼が訝しんだとき、辺りの照明が落ちます。
ややこしいことはごめんだぜ、とルパンが現れたのです。
あっという間に優位に立ったルパンの側にはコナンもいます。
どうやらハメられたようだと自嘲するアランは、ルチアーノのアタッシュケースを抱え、コナンを人質にして逃げ出しました。
ルチアーノにコナンと銃を持たせて車に乗りこんだアランは、ルパンの車を爆破させてから走り出します。
しかし諦めないルパン。
灰原が運転する不二子のバイクに飛び乗り、そのままアランが乗り込んだ飛行機を追ったのです。
駆けつけた佐藤は車をぶつけてでも飛行機を止めるつもりでしたが、一瞬早く飛び立ってしまった飛行機。
しかしルパンはちゃっかり乗り移っていました。
飛行機内ではコナンと手を組んだルパン。
そんな二人めがけてルチアーノは物々しい銃器を使って乱射してきます。
しかし扱いきれず銃弾は大きく機体を破損させて・・・ルチアーノは自分で開けた穴から空へと吸い込まれていったのでした。
そこでルパンとコナンは操縦室に向かいます。
そこでは破損によりバランスを崩した機体をなんとか安定させるアランの姿が。
必死の思いで立て直したアランですが、しかし彼もまたルチアーノによる乱射の弾丸を腹部に受けていました。
隣国から侵入され奴隷のような扱いを受ける祖国の為に取引をしていたアラン。
しかし死んでしまってはその名も本物かどうか分からないのでした。
落ち着きを取り戻した機内ですが、コナンたちの乗る飛行機には撃墜命令が出されていました。
一般人であるコナンが乗っていることを訴える高木ですが、その声は受け入れてもらえません。
アランが裏取引をしてでも手に入れようとし、今コナンが乗っているにもかかわらず撃墜されようとしている理由、それはあのヴェスパニア鉱石だったのです。
ルパンが日本に来たのも、この鉱石を探すのが目的でした。
次元が取り出したダウジング、それを見てレーダーには映らないヴェスパニア鉱石を探していると読んでいたコナン。
銀行にチェリーサファイヤを預けていた男性・ワカトモエイシンは、次元と五右衛門の名前を組み合わせたものだろうと、推理したのです。
つまりこの一連の事件は、裏取引に持ち出されたヴェスパニア鉱石を取り返して欲しいと頼まれたルパンによる作戦だったのでした。
何者かに盗まれたヴェスパニア鉱石を手に入れようとしているアランに近付き、彼が誰からその鉱石を買おうとしているかを突き止め奪い返す計画を組んだルパン。
もっと早くルチアーノが盗んだと分かっていたら、日本に来る必要はなかったんじゃない?と呆れた様子で口にするコナンに、ついつい手を抜いちまったのよ、小生意気な名探偵に会うためにな、と返すのでした。
「ルパン三世VS名探偵コナン The Movie」ラスト最後の結末
謎解きをしてボヤきながら飛んでいた二人ですが、しかしその背には戦闘機が迫っています。
ヴェスパニアから国家要請として請け負っていたルパンは、もし万が一自分たちが取り戻せなかったら、日本から運び出される前に潰すようにとキースに伝えていたのです。
攻撃を受けながら管制塔に連絡を取ろうとするコナンですが、無線が壊れていて使えません。
ステルス効果のある鉱物が軍事国家に渡る危険性を憂いて、軍は本気で飛行機を潰しに来ているのです。
かろうじて攻撃を避けながらルパンはチェリーサファイヤをコナンに投げて寄越しました。
これはヴェスパニア鉱石を削って作ったものだ、と。
それを聞いたコナンは、荒れた運転の中ルパンが急上昇して作り出した無重力空間の中でサファイヤに麻酔針を飛ばして電気系統にぶつけ、戦闘機の計器に反応を見せました。
閃光を放ちながら海に落ちた飛行機。
一瞬レーダーから消えることで、彼らは海に落下して助かったのでした。
パラシュートで脱出しゴムボートに乗って大海原を漂うルパンとコナン。
そんな二人の前にザバリと現れたのは大型の潜水艦です。
それを見て嫌な汗が流れるコナンの前に不二子が現れました。
オトモダチに頼んで手配してもらったそこには次元に五右衛門ばかりか、灰原の姿もあるのでした。
やっぱり楽しいルパンの出演回がついに映画化された一作です。
テレビで先に組まれたルパンとコナンの物語に絡めてあるのもファンには嬉しいところ。
後半の事件の推理を語るコナンの部分だけは、ああ、長い・・・と少し疲れるものでしたが、それもコナンとルパンの違いを見せているのかな?と思えなくもありません。
調子のいいことばかり言っているけど締めるとこは締める大人なルパンの度量の中で、自分がいかに優れた観察眼を持っているか事細かに説明したいコナンはまだまだ高校生、みたいな・・・そう考えれば、やけに長い説明シーンも耐えられなくはないですね。
とにかくルパンの音楽が流れただけで、キターッとなる方にはぜひご覧頂きたい一作です。
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