名探偵コナン 紅の修学旅行(恋紅編)ネタバレ!犯人やトリックと最後の結末は?

名探偵コナン神回・重要回ネタバレ

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今回は記念すべき第1000話となる「紅の修学旅行の恋紅編です。

この事件の最後に、黒の組織とつながる重要なシーンが出てきますよ。

この紅の修学旅行(恋紅編)のネタバレやトリック、犯人と最後の結末をご紹介します。
前編となる「紅の修学旅行(鮮紅編)」はこちらです。

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名探偵コナン 紅の修学旅行(恋紅編)ネタバレ

 紅の修学旅行(恋紅編)ネタバレ

午後、自由時間となったところに新一に平次から電話がかかってきました。

平次は事件を聞き付けたマスコミがホテルに押し寄せている事、そして鞍知達が暗号を考えたという出栗の話をするためにマスコミを逃れて食事に行くことが伝えられました。

警察と一緒に平次も行くということで新一達も先斗町の料亭、急山に行くことになりました。

店に付いた新一達は、店の前に竹でできた丸い柵があるのを見つけます。

不思議がる新一達に「それは・・・犬矢来です・・・」と同じく高校生くらいの少女が教えてくれました。

それは以前、蘭が京都で出会った大岡紅葉(おおおかもみじ)でした。

大岡紅葉については映画から紅のラブレターを見てくださいね。

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高校が午後から休みと言う紅葉に、蘭は同じ高校の沖田総司を知っているか尋ねます。

「ああ・・・あの剣道小僧ならウチと同じクラスです・・・」と答え、店の中でゆっくりと話すことを提案します。

その時「天狗やー!!」という叫び声が聞こえてきました。

見ると天狗が出たと叫んでいる男性がいます。

一方、天狗が出た事は店の中にいる鞍知、馬山、井隼、阿賀田、綾小路警部、そして平次にも伝えられました。

 
そんなあほはどうにかしたらよい、という綾小路に天狗は何人も出ている事が告げられます。

「ちゃんと守ってくれるんだろうな?」と念を押す井隼にどこにも行かないよう告げ、綾小路警部と平次は様子を見に出かけました。

その頃新一達はあちこち逃げ回る天狗を捕まえようと駆けまわっていました。

皆において行かれた園子と紅葉が天狗に襲われそうになりましたが、大岡家の執事である伊織が現れ事なきを得ました。

「くそー捕まったもうたかー・・・」と嘆く天狗の面を被った男に平次が詰め寄ります。

しかし男はネットで天狗の面を付けて走り回ったら前金10万、30分逃げ切ったら100万円と言う条件で頼まれただけだったのです。

 
そこに駆けつけた新一は、店にいるのがあの4人だけか尋ねます。

4人が狙われている可能性に気付いた新一達は急いで店に戻りました。

しかしすでに時遅く、店の前の犬矢来にあったのはふたつのたんこぶを付けて変わり果てた井隼の姿でした。

そして井隼の遺体にはまるで逃げるかのような真っ赤な足跡が付けられていました。

紅の修学旅行(恋紅編)ネタバレ

人通りのある表ではなく裏口を固めていた綾小路は、店の入り口で行われた殺人に思わず「盲点でしたなぁ・・・」と言います。

天狗だけでなく天狗が出たと叫んだ男もネット募集されたもので全ては警察の気をそらすために犯人が用意したトラップだったのです。

馬山と阿賀田によれば井隼は男3人でトイレに向かった際、ひとり残った鞍知が心配で戻ったのでした。

しかし井隼は鞍知の元には現れず、どうやらメールで呼び出されていたようです。

また鞍知もトイレに立っていて3人とも顔を合わせていなかったことから、3人とも井隼を呼び出して殺すのは可能だったのでした。

「けどこの血しぶきと足跡・・・これもだいぶ前に絵の具で描かれたようだけど・・・」と綾小路警部は遺体が見つかる10分前にここにいたという新一達に、跡がなかったことを確認します。

「ん?なんだこの跡・・・」

犬矢来の周りを囲むような奇妙な線に気付いた新一は声を上げます。

「あれれ~っ!!犬矢来の周りにへんてこな跡が・・・」と新一はつい、コナンのときのような声をあげてしまいます。

「こんな時に眼鏡のガキんちょのまね?」と訝しがる蘭と園子の横で、世良はほくそ笑みます。

 
「それより暗号は?」と新一は話を変えます。

綾小路が井隼の懐を確認すると3枚目の暗号がヤツデの葉と共に入っていたのでした。

暗号を見た紅葉は「まるで京都の地名みたいですなァ・・・」と口を挟みます。

暗号に出てくる文字は庇町の「庇」、木賊山町の「木」、化野の「化」と京都の地域名の一文字目ばかりでした。

そして綾小路は改めて出栗の話を聞くことにしました。

出栗未智男は鞍知、馬山、阿賀田と亡くなった井隼、西木は祇園芸術大学の同級生で6人はそれぞれ別の学科でしたが、特撮研究会で一緒でした。

出栗は特撮研究会だけでなく、漫研にも入っていました。

漫画が忙しいときは皆で手伝ったものの使い物になったのは阿賀田だけだったという思い出話も飛び出します。

この特撮研究会では毎年、学祭で自習作成映画を上映していました。

しかし特撮研究会のメンバーで卒業制作を兼ねて作った「紅の修羅天狗」のスタッフに出栗の名前はありませんでした。

 
もともと紅の修羅天狗は、出栗が同人誌に描いた漫画でした。

脚本に悩んでいた西木は出栗にその話を使わせてくれるよう頼みますが、出栗はプロになったときにきちんと発表したいからと断ります。

しかし卒業制作の期限まで時間がなかったメンバーは、完成した作品を見れば納得するだろうとスタッフロールに名前を入れることにして映画を撮ってしまったのです。

しかしその映画を観た出栗は、「こんなの僕の作品じゃない!!裏切りだ!僕の名前を入れないでくれ!!」と怒ってしまい、結局映画は出栗以外5人による作品となり脚光を浴びることとなりました。

「メチャメチャ恨まれてるやんか!!」

と言う平次に「あ、でも今回の『紅の修羅天狗』の製作発表が来た日の夜に・・・出栗から連絡があったんだ!!」と馬山は出栗から連絡はあったことを言います。

電話によれば、出栗は漫画家をあきらめて小さなデザイン会社に勤めていて、リメイクするなら名前をスタッフロールに入れて欲しいとのことでした。

「ほんで?スタッフロールに彼の名前を?」

と綾小路警部が尋ねました。

しかし、ちょっとした手違いで出栗の名前が載ることはなく、初号試写でスタッフロールに名前がないのを見た出栗は失意の果てに自殺したのでした。

 
その頃、蘭達は店の中に入れず外で待たされていました。

蘭は再び沖田の話を紅葉に振りました。

「今頃は道場で稽古をしてはると・・・言伝やったら預かりますけど・・・」

という紅葉に蘭は直接会って話したいと言います。

その時突然、「蘭ちゃんやんか!!」と聞き覚えのある声がしました。

見るとそこに沖田がいたのです。

新一とそっくりな顔をした沖田は、天狗が出たという噂を聞きつけて剣道部員で退治に来たと言うのでした。

蘭との再会を喜ぶ沖田の手を引いて皆から離れると、ふたりはなぜか赤い顔で会話を始めました。

 紅の修学旅行(恋紅編)ネタバレ 沖田総司

一方、店の中にいる新一は部屋の外でロサンゼルスにいる母、工藤有希子に電話をしていました。

鞍知景子のことを聞かれた有希子は「ああ京子ちゃんね!」と懐かしみます。

本名が京子の鞍知は、芸名を景子に変えていたのでした。

そしてさらに有希子は、西木や馬山も卒業制作のときだけ名前を変えていた事も教えてくれました。

そんな有希子の横で父優作は、紅の修羅天狗のポスターをネットで確認しています。

「そうそう京子ちゃんってば」と有希子は、鞍知が大学時代からずっと好きな人がいることを思い出しました。

「その彼はもしかして出栗未智男君かな?」

と答えた優作に「何で知ってるの?」と驚く有希子。

 
そこまで話したところでメールが来た新一は電話を切ってメールを確認しました。

園子から来たそのメールは、先ほどの蘭と沖田を写したものでした。

蘭が沖田と会い、さらにふたりとも顔を赤くしていることに動揺した新一。

そんな新一に平次は宿泊先のホテルに行くことを伝えます。

西木がホテルの喫煙室を予約しようとしたら満室だったのに、電話中にキャンセルが出て取れたというのです。

それが何かのヒントになるかもしれないと、ホテルに聞き込みに行くのでした。

「西木様からの電話の最中にキャンセルが出て・・・昨日から2泊分の部屋をお取りしました」

というフロント係の返答に平次は同じく喫煙者の阿賀田にも話を振ります。

阿賀田も西木が予約した後すぐにキャンセルが出て予約できたというのです。

「阿賀田さんの部屋といえば」と世良は巨大な天狗が出た部屋に異常がなかったのか綾小路警部に尋ねます。

綾小路警部は
「焦げた天井に乗りみたいなものが付いていたが大きいものを支えられる量ではなかった」

「カーペットに椅子の倒れた跡や、天狗に向かって投げた灰皿から落ちた3cmのタバコでカーペットに焦げた跡が付いていた」

「ベッドの真中になぜかもうひとつ枕があった」

と気になったポイントを挙げました。

 
枕に関しては阿賀田が足がつらないように膝の下に入れていたと答えます。

綾小路警部の言葉に「今 何かひっかかったよな?」と呟く新一。

推理を巡らせようとしますが、先ほどの蘭と沖田の写真が頭から離れません。

「そんな事考えてる余裕ねぇのに・・・」

と頭をかきむしった新一は「え?余裕?」と何かに気が付きました。

しかしそこでドックン、と昨日よりも早く薬の効き目が切れかかっている大きな胸の鼓動が現れました。

「犯人が分かった・・・」と言う新一。

でもまだ捕まえるには証拠が薄く、京都府警に協力を仰ぎます。

「できる事やったら・・・」という綾小路警部に新一は苦しい胸を抑えながら

「す、少しばかり・・・は、恥ずかしい思いを・・・するかもしれませんけど・・・」
と言うのでした。

 
翌日、綾小路警部は井隼の遺体に暗号があったことからチェックアウトまで自分の部屋でおとなしくしているよう鞍知達に指示を出します。

「おい工藤・・・体、平気か?」と新一にこっそり尋ねます。

遅めに薬を飲んだと答える新一に、「何の薬だ?」と世良が尋ねますが新一は風邪薬とごまかします。

結局墓参りにけなかった・・・と嘆きながら部屋に戻った3人はそれぞれ出栗とのことを思い出していました。

「ああ!映画館の大スクリーンに原作・出栗未智男ってババーンと出るのがね・・・」と夢を語っていた出栗のことを思い出す鞍知。

「実はずっと後悔していたんだ・・・あの卒製のできが素晴らしすぎて悔しくて思わず」と卒製に名前を入れなかったことを後悔し、スタッフロールに名前を載せてもらえると喜んでいた出栗を思い出す馬山。

そして試写室で名前が出て来ないことに絶望した出栗を思い出した阿賀田。

 
その時、それぞれの携帯が鳴りました。

馬山はトイレの調子が悪いからロビーのトイレにいると言って自分の客室を出ました。

そしてマスクやフードで顔を隠すとタクシーに乗り込み清水寺へと向かいました。

清水の舞台に着いた馬山は阿賀田に電話をしました。

「いつまで待たせる気だ!?」といらだつ馬山に何のことだと尋ねる阿賀田。

馬山は「西木と井隼を殺したのは僕だ・・・警察に捕まる前に直接会って話したいことがあるから清水の舞台に来て欲しい」とメールを送っただろ、と言いますが阿賀田は送っていないと言い張ります。

メールアドレスを確かめたのかと聞かれた馬山はアドレスを読み上げます。

「chestnut@・・・」
「chestnut「栗」・・・それって出栗のアドレスなんじゃ?」と阿賀たに言われて馬山の顔に恐怖がにじみます。

すると後ろから「メールを出したのは僕だよ・・・」「出栗だよ・・・」と恐ろしい声が聞こえてきました。

「そ、そんなバカな!?」

と当たりを見回す馬山に向かって

「恨みを晴らす為に黄泉の国から舞い戻ったのさ・・・」と血で付けられたような足跡が近付いてきました。

思わず柵に足をかけて逃げようとする馬山にさらに「許さない」と追い詰めます。

「ち、違う・・・き、君の名前は・・・本当は・・・」と言う馬山の首元を隣にいた男が掴むと、「出栗にちゃんと謝っとけよ・・・あの世でなァ!!」と突き落としました。

しかし地上で馬山を待ち受けていたのはエアマットでした。

 

名探偵コナン 紅の修学旅行(恋紅編)犯人とトリック

紅の修学旅行(恋紅編)犯人

「な、何!?」と驚く犯人に「あらかじめエアマットを敷いておけば・・・逝き着く先は・・・あの世じゃありませんよ・・・阿賀田力さん?」

と新一が現れました。

暗号を解いたのかと驚く阿賀田に新一は、4つの黒い四角で囲まれている白い十字部分は京都の区の場所を示していて文字は京都の地名の一部であること、文字の位置でどの区の町名の何て読む漢字なのかわかると説明します。

その法則によれば西木に送られた暗号は

上京区坤高町の「坤(こん)」、中京区蟷螂山町の「螂(ろう)」、上京区筋違橋町の「筋(すじ)」、右京区化野の「野(の)」、左京区上終町の「終(はて)」

最初の文字を合わせると「ころすのは」になるのでした。

 
また、たまにはいっている先を逆さにした字は中京区先斗(ぽんと)町を指し、ぽんを逆にして「んぽ」のんだけ読むのでした。

そしてこの暗号を最後まで読むと「殺すのは3人 まずはシナリオだ」になるのでした。

同じように西木の遺体にあったのは「殺すのはあと2人 次は主演だ」、そして井隼の遺体にあったのは「殺すのはあと1人 最後は私が舞台から落ちよう」と読めるのでした。

阿賀田は馬山を投身自殺に見せかけて殺害し、3番目の暗号を遺書とするつもりでした。

阿賀田は「呪いだよ・・・」と言い逃れをします。

「西木の部屋の天井!あんなの10分足らずで人間にできるワケが・・・」と主張しますが、新一は西木が脚本の直しに使っていた静電気付箋を利用したトリックを説明します。

阿賀田は前日にあの部屋に泊まり、天井に血しぶきと足跡を絵の具で描いていたのです。

その上に付箋を貼り付けて天井一面を隠し、再度その部屋を予約していたのでした。

そして西木を殺害した後に付箋を棒でなぞってはがれ落し、脚本をばらまいてごまかしたのでした。

さらに仕上げに西木の血を注射器で吸い取り天井の血しぶきのような跡の中心に吹き付けていたのです。

 
「僕の部屋に突然現れて燃えて消えたあの巨大な天狗は・・・何だっていうんだよ!?」と阿賀田は聞きますが、漫画を手伝えるくらい絵心があった阿賀田ならフラッシュペーパーで作れたと今度は平次が推理を披露します。

軽いフラッシュペーパーならノリで天井に貼ることができ、アルコール系インクで色を着ければタバコの火に触れただけであっという間に燃えてしまうと言うのです。

その証拠にカーペットに付いたタバコの後は3cmで、吸い始めてすぐに投げたことになります。

その為、悲鳴で駆けつけた鞍知達に呼ばれたボーイが扉を開ける直前に火を着けたことになるが、天狗を見て驚いたのならそんな余裕はなかったと新一は言います。

そして話は井隼殺害に移ります。

あの犬矢来は事前に跡を描いておき、その上から一回り大きい犬矢来を被せたのでした。

そして犯行後に大きな犬矢来を外して更に別の店の犬矢来の上に被せたのです。

さらに、その犬矢来の下から凶器の刃物や返り血を避けるのに使った雨合羽が見つかったと言います。

「馬山は自分でこの柵を乗り越えようとしたじゃないか!!」と阿賀田はなおも言い逃れをします。

 
しかし平次は足跡が透明な静電気付箋に描かれていること、その上に床と同じ色に塗った付箋を置いてテグスで1枚ずつでめくってまるで馬山に迫っているように見えたとトリックを説明しました。

「それに加えてこの指向性スピーカーで馬山さんだけに恐ろしい声を聞かせれば・・・必死で逃げようとするのも無理はない・・・」と言った新一はさらに、回収できるはずだった付箋とスピーカーに指紋が付いているだろうと証拠を提示しました。

もう言い逃れできないと思った阿賀田は逃げ出しましたが、その先には修学旅行の集団がいます。

どけぇと叫びましたが、彼らから拳銃を突きつけられます。

なんとその高校生集団は新一に頼まれて高校生のふりをするために制服を着た京都府警の刑事達だったのです。

新一が言った恥ずかしい思い、とはこのことだったんですね。

「けどわからんなァ」と遺体に2つのコブを着けた理由を平次が尋ねると、阿賀田はコブ取り爺さんの悪い爺さんが天狗の怒りを買ってコブを2つ付けられたことに由来していました。

それは撮影中に転んでコブを作った鞍知を見て思いついたのでした。

 
世良は阿賀田に動機を尋ねました。

やはり動機はスタッフロールに出栗の名前がなかったことで、名前を見つけられずに茫然とした出栗の姿を先に試写室を出た西木、井隼、馬山に伝えたところ笑って「大成功だ!!」と言われたからでした。

名前がなかったのは手違いだったのでは?という新一に阿賀田は「スタッフに聞いたら誰かの名前を削ったのではなく間隔を直しただけだった」と涙を流しながら言いました。

「だからあいつらは最初から出栗の名前を入れるつもりはさらさらなくて・・・ただ嘲笑うために出栗を初号試写に呼んだんだ!!」と言う阿賀田に鞍知は「それは違うわ」と誤解があったことを告げます。

「その文字の間隔をなおしちゃいけなかったのよ」

馬山はスマホに移った本当のスタッフロールを見せます。

「5人の名前を同時に出したの・・・景子ちゃんと私が名前を変えたのも・・・文字の間隔をいびつにしたのも・・・この出栗未智男の名前を!我々の名前と同時に流す為だったんだ!!」

紅の修学旅行(恋紅編)犯人とトリック

本当は原作者として入れたかったところギャラの都合で淹れることができず、暗号好きの出栗なら絶対気付くはずと思って並べたスタッフロール。

実は卒業制作もこのようになっているのでした。

出栗と親友の阿賀田に驚いて欲しいという思いが生んだ悲劇でした。

阿賀田の後悔の叫びによってこの事件は幕を下ろしたのでした。

さて、事件も解決し残り時間を楽しもうと言う新一達。

蘭は沖田に勧められた北の天満宮を提案します。

沖田という言葉にムッときた新一は蘭に告白したときの話をします。

「オメー、ロンドンでオレが告ったこと・・・忘れてんじゃ・・・ね・・・」と言う新一のネクタイをそっと引っ張った蘭は、新一のほっぺたにキスしたのでした。

紅の修学旅行(恋紅編)キス

「これが返事じゃダメかな?」と言う蘭に自分からキスしようとした新一。

しかしここでいつもの発作が来てしまい、その場から逃げるように立ち去ります。

その背中を世良が追いますが新一の姿はなく、代わりに大きなリュックサックをしょった平次がいました。

リュックサックが気になる世良は「制服の袖が見えてる」とかまをかけ、慌てる平次の姿に新一が姿を消したことに関係があると確信したようです。

平次のリュックサックに入ったコナンはひょっこりと顔を出して「ヤベェよな・・・」と呟きます。

 
一方、蘭達は先生から新一が急用で帰ってしまったことを告げられます。

そんな中園子は蘭と沖田の会話の内容を尋ねます。

蘭は沖田が前回会ったときに落としたお守りを預かっていて、それを返す為に会いたがっていたのでした。

そしてふたりが赤い顔をしていたのはお守りの中に沖田の好きな女の子の写真があったからでした。

そんな話をしていた蘭に新一からメールが届きました。

「告白の返事が聞けて超うれしかったよ!」

というメールに喜ぶ蘭でした。

 

名探偵コナン 紅の修学旅行(恋紅編)最後ラストの結末

一方世良は、母親と電話で話をしています。

「どうやらあるみたいなだ・・・ママの体を元に戻す薬が・・・」

と言う世良に母親は何としても開発者を見つけるよう言うのでした。

 
その頃、平次に送られて東京に戻るコナン。

そこに蘭から「わたし達付き合ってるって事でいいんだよね?」とメールが届きました。

早く返信したいのに、平次にしがみついて返信ができないコナン。

一方、清水の舞台で蘭とキスしてたところ見ていた平次は、和葉に告白する場所の候補を撮られた上にキスまでされてハードルが上がったともんもんとしています。

 
同じ頃ロサンゼルスの新一の両親も事件のニュースをテレビで見ていました。

映画のポスターをひと目見ただけで優作は出栗未智男の名前があることに気付いていました。

高校生探偵たちによって解決と言うニュースに、新一が生きていることが世間に公になるのではと優作は心配しています。 

心配ないという有希子の願いむなしく、工藤新一が事件解決に関わっていることがSNSを通して広まってしまいました。

そのニュースをラムの候補の黒田兵衛と脇田兼則も目にします。

さらにもう一人のラム候補、若狭留美は「工藤新一 死亡」と書かれた謎の資料を見ているのでした。
紅の修学旅行(恋紅編)黒の組織ラム