名探偵コナンの中でも特に人気の高い神回を紹介しています。
今回は人気キャラ同士の対決「怪盗キッドVS京極真」です。
怪盗キッド大ファンの園子。
その言動に彼氏の京極真はやきもきしっぱなしです。
この「怪盗キッドVS京極真」のネタバレ、ラスト最後の対決の結末をご紹介します。
コミック82巻アニメ746-747話で見る事が出来ます。
名探偵コナン「怪盗キッドVS京極真」ネタバレ 鉄壁
この話は京極真が園子に会いに来た「容疑者か、京極真」の続きで、事件後、京極が鈴木邸を訪れに来たところから始まります。
京極を両親に紹介した園子。
「400戦無敗?空手の世界大会で?」と父史郎は楽しそうに話を聞いていますが、母朋子は鈴木財閥を背負う気があるのかと高校生の京極相手に尋ねます。
園子の姉、綾子の結婚が決まって鈴木財閥の跡取りは園子の婿しかいないからです。
しかし、恋多き女子高生の園子。
継ぐ気ないしーとどこ吹く風です。
母娘喧嘩が始まりそうな雰囲気に、史郎は空港まで送るから話は今度ゆっくりと・・・と京極を促します。
格闘技好きの史郎は京極のことをすっかり気に入ったようです。
その時、蘭から園子に電話がかかってきました。
キッドが鈴木次郎吉に予告状を送ったとテレビニュースでやっていると言うのです。
京極の前で騒がないようにと言う蘭の言葉も聞かず、早速次郎吉に電話する園子。
キッド様、という園子の弾んだ声を聞いた京極の顔が曇りました。
一方、その頃の次郎吉邸。
新しい防犯システムを試した結果、シュミレーションで100戦全敗と出てさすがの次郎吉も困惑しています。
今回の獲物は翠緑の皇帝(グリーンエンペラー)。
世界中をめぐってようやく手に入れたアレキサンドライトです。
「盗られるとわかって宝石を公開するのも・・・」と公開延期まで言い出す次郎吉、いつになく弱腰です。
そこに顔じゅう腫らしたボディーガードがやってきて、相談役に会わせろという男がやってきたと言います。
玄関先で次々とボディーガードを倒す京極。
やってきた次郎吉に「園子さんとお付き合いさせていただいている若輩者でございます・・・」と挨拶しました。
そして、怪盗キッドの狙う宝石を守るメンバーになりたいと言う京極。
しかし次郎吉はどーせ園子が怪盗キッドに熱をあげてるのが気に入らないだけだろ、と断ります。
なおも食い下がる京極。
その時園子から次郎吉に電話がかかってきました。
空港でいなくなった京極を探す園子。
「運転手さんがおじさまの住所を聞いてたらしいから・・・」ともしかしたらそっちに行っていないかと尋ねます。
「どういう男なんじゃ?空手家だとは聞いておるが・・・」という次郎吉に園子は「ただの空手家じゃないわ!」と世界大会400戦無敗の襲撃の貴公子であることを伝えました。
その言葉に驚く次郎吉。
次郎吉から展示室に警備を入れないでくれと言われた中森銀三警部。
「またあのジイさん・・・何考えてんだ!?」という中森警部はある映像を見せられます。
11人の拳銃を構えた男に囲まれた男。
男はガスマスクのせいで視界が狭められています。
その男に向かって周囲の男たちは一斉に発砲しますが、男は全て玉を掴んだうえ全員を倒してしまいました。
唖然とする中森に映像を見せた上司は「世界最強の防犯システムだそうだ・・・」と説明します。
その様子を後ろの方で見ているひとりの刑事・・・。
怪盗キッドの変装です。
場面変わって鈴木大博物館。
京極は泊まり込んで警備に備えています。
そんな京極に朋子は「私と賭けをしませんこと?」と話を持ちかけました。
「ええ~っ!?京極さんと怪盗キッドが対決することになったァ!?」
と叫ぶ蘭。
ちなみに園子と電話で話す蘭、コナンとお揃いのパジャマを着ています。
園子は私のキッド様発言を聞いた京極に火がついて次郎吉に直談判したらしいとウキウキ。
「私を巡ってふたりのイケメンが火花を散らすなんて・・・もォ最っ高ォ♡」と言いますが、「別にキッドは園子なんて眼中にねぇだろ・・・」と心の中で突っ込んでいます。
蘭にどっちに勝って欲しいのかと聞かれた園子は「真さんに勝ってほしいけど・・・キッド様には負けて欲しくないというか・・・」と頬を赤らめます。
はっきりしなさいよ~!と言う蘭に園子は何かを言っていますが、「だってぇ・・・真さ・・・だしキッ・・・は・・・」と急に聞き取りづらくなりました。
「もしもし蘭?蘭?」と園子も話しかけますがブツッと電話が切れてしまい、携帯を見ると圏外となっていました。
その時突然、「通信機能抑制装置・・・こんばんはお嬢様・・・」とベランダに怪盗キッドが現れました。
驚く園子にキッドは「私と賭けをして頂けませんか?」と話を持ちかけます。
名探偵コナン「怪盗キッドVS京極真」ネタバレ 暗転
翌日。
「ええっ!?昨夜怪盗キッドが来たァ!?園子の部屋に!?」と驚く蘭。
「『私と賭けをしないか?』って・・・『狙いの宝石をゲットした褒美に・・・あなたの唇も頂きたい』ってさ♡」
しらけるコナンと蘭。
本当は翠緑の皇帝を手に入れたら鈴木財閥の美術品の中から自分が指定したものと変えて欲しいと言われたのです。
その品が何かは知らないけど断ったという園子。
コナンは「キッドが狙ってるのはビッグジュエルって呼ばれるでっかい宝石だけのはず・・・」とそんなものがあれば次郎吉がとっくにキッドをおびき出すえさにしているはずだと考えます。
何より、それをなぜ園子に言ったのかと不思議に思います。
蘭が京極はどうしているか尋ねると、「今も宝石と一緒よ」と言う園子。
「展示ケースの横で怖い顔で立ってるとか?」と言う蘭に園子は行けば分かるからと鈴木大博物館に向かいます。
鈴木大博物館の展示室、展示台の上に座った京極の首には翠緑の皇帝がかけられています。
一部の隙もなく周囲を見回す京極。
そこにやってきた次郎吉。
「でかしたぞ園子!あのようなつわものを交際相手に選ぶとはさすがわしの姪っ子じゃ!!」とご機嫌です。
ちなみに次郎吉は史郎の従兄弟なので、正確には従姪です。
キッドの予告時間は10時ですが、その前に入れ代えられることがないよう京極の申し出で客のいる時間から京極が守っているのです。
中森警部は空手の達人とはいえ高校生の京極がひとりで警護するのはと言いますが、次郎吉は「見ておらぬのか?わしが警視庁に送った11人の男を疾風迅雷の如き早業でなぎ倒したあの驚異の映像を!!」とすっかり京極を信頼しきっています。
「だがねぇ・・・またキッドお得意の停電で暗闇にさせられたら・・・」となおも中森警部は言いますが、「心眼を具有(そなえていること)せし襲撃の貴公子じゃ!」と次郎吉は自信満々。
そこに「それに私からも秘策がございますわ・・・」と現れたのが朋子です。
史郎に次郎吉、さらに中森警部まで変装されたことがあるからと言う朋子。
中森警部達は顔をつねって変装か確認し合うと言いますが、「女性にこのような無粋なまねはしづらいのが心情・・・ならば用意したのが・・・」と朋子は羽織っていたマントを脱ぎます。
「パリのデザイナーに特注し、今日届いたばかりの・・・世界に一着だけしかないこのお洋服ですわ!!」
「そんな服・・・キッドに眠らされて脱がされたら・・・」と中森警部は言いますが、朋子は女性の身ぐるみをはいで成り済ましたことが無いと言います。
「つまり、この服を着ていれば本物だと一目瞭然」と言う話に中森警部は納得しますが、コナンは「世良はノーカウントかよ・・・」と呟きます。
園子と蘭の服もあるといい、「後で着替えて頂戴ね・・・お互いこう顔をつねった後でだけど・・・」と朋子は園子の頬を引っ張ります。
そこでポストにキッドからの手紙が入っていた事を思い出した園子。
京極宛と言って渡しますが、京極が中を見ると白紙が入っていました。
皆が戸惑う中、コナンはフルーツの香りがするのに気が付きました。
あぶり出しかもしれないと中森警部のライターであぶってみると、「いざ尋常に勝負 怪盗キッド」と言う文字が浮いてきました。
それだけでは意味が分からないと戸惑う中、朋子は園子、蘭を着替えに誘います。
園子は京極に信じているから・・・と声をかけ、園子も守り抜くと誓います。
朋子も京極に約束を守ると信じていると声をかけました。
それに対し京極はもちろんと答えます。
鈴木大博物館で朋子が京極に持ちかけた賭け。
それは宝石を守れなければ園子をあきらめるというものでした。
その後、キッドから100通近く手紙が届きました。
ライターであぶってられないとろうそくと燭台を用意しどんどんあぶります。
しかしその内容は「狙った獲物は逃さない天下の大泥棒」「月下の奇術師に不可能はなし」と言ったものばかりです。
コナンはその手紙の意味はなにかと考え込みます。
そうこうするうちに閉館時間となり、一般客が追い出されました。
そこに着替えを終えた蘭達が戻ってきました。
園子は京極にしっかり服を覚えるよう声をかけます。
キッドの予告時間まであと5分。
京極は皆に展示室から出るよう声をかけ、防毒マスクを装備しました。
部屋の外は中森警部達が警備につきました。
そこで「ちょっとトイレ!」と駆けだす園子。
そのときコナンはビニール袋を持った隊員に声をかけました。
中身はキッドからの手紙で、園子が郵便配達人から手渡しされたと言います。
「その時、あの服着てた?」とコナンが尋ねると、捜査官は先に着替えを終えて外の様子を見に出かけたときに顔見知りの配達員から受け取ったと教えてくれました。
「ちょっと見せて!」とコナンは腕時計のライトを封筒に当てました。
「やっぱり・・・ブラックライトに反応しねぇ・・・って事は・・・まさか園子・・・」
そこで不意に停電が起きました。
その時園子は、時計を見ながら「ごめんね・・・真さん・・・」と呟いていました。
名探偵コナン「怪盗キッドVS京極真」ネタバレ 雌雄
外ではキッドコールが叫ばれています。
停電が起きた館内で、隊員の防護マスクが光っています。
それは蛍光塗料のようでした。
その時、何かが転がって来て煙が発生しました。
麻酔ガスだからうろたえないようにと中森警部が声を書けますが、トランプ銃が飛んできて次々とマスクが壊されて行きました。
悲鳴が響く館内。
ドンドン、京極のいる展示室のドアが叩かれました。
「真さん!入っていい?私よ園子!!」
京極がドアを開けると園子が飛びついてきました。
「怪盗キッドがいきなり停電させて館内に麻酔ガスを充満させたのよ!私は担任から割らされたこのガスマスクがあったから眠らされずに済んだけど・・・他の隊員はキッドのトランプ銃でガスマスクを外されちゃって・・・」
廊下を見ると確かに隊員が寝込んでいます。
まだキッドは側にいるという京極に園子は「もう逃げちゃったと思うよ!」と停電前に宝石はいただいたというカードがキッドから届いていた事を伝えました。
「バカな・・・宝石はこの通りずっと自分の首に・・・」と言う京極。
ふたりは月明かりが差し込む窓の下で宝石を確かめますが、よく見えません。
そこでふたりは次に、先ほどあぶり出しに使ったろうそくに宝石をかざしてみました。
「本物は緑色だったよね?」と言う園子。
しかしろうそくの明かりで京極が見た色は赤でした。
「やっぱりキッドが偽物とスリ替えたのね!!」と言う園子。
この偽物は警部に渡してくるからと言って園子は京極の首から取った翠緑の皇帝を持って部屋を出ようとしますが、京極がその腕をつかみました。
「あなた・・・園子さんじゃありませんね?」
「何言ってるの?私は本物よ!!この宝石は偽物だけど・・・」と園子は言いますが、そこにやってきた防毒マスクをしたコナンが「宝石は本物だよ!」と言いました。
アレキサンドライとは太陽光や蛍光灯の下では暗緑色、白熱灯やろうそくの明かりの下だと赤色になるのです。
「つまり・・・あんな無意味なあぶり出しの手紙を大量に送ってよこしたのは・・・この場にろうそくを用意させる為だったってわけさ!」
怪盗キッドは大量の手紙を博物館に隠していて、園子に変装して捜査官に渡したのです。
郵便局で押されるブラックライトに反応するバーコードが付いていなかったのは、郵送では途中で熱が加わるかもしれないからです。
「じゃあキッドは私の服をひんむいて変装したわけ?」と言う園子。
コナンは「園子は自分で服を脱いでキッドに渡したんだよ!キッドとの賭けを成立させるためにな!!」と答えます。
「賭け?」と驚く京極。
自分に成り済ました怪盗キッドを京極が見破れるのか、怪盗キッドと園子は賭けをしたのです。
園子(キッド)に向かってボール射出ベルトから出たボールを蹴ったコナン。
しかしかわされてしまい、柱に当たってしまいました。
京極とコナンの方に向かって倒れる柱。
京極がコナンを抱えて間一髪でかわしました。
「怪盗キッドVS京極真」ラスト最後の対決の結末
怪盗キッドがどこへ行ったのか探すコナンと京極。
そのとき、上から園子の衣装とガスマスクが降ってきました。
「翠緑の皇帝は頂戴した!!まぁ、空を飛べない自分の無能さを呪ってください・・・世界最強の防犯システムさん?」」と言うキッド。
離れて・・・と言うと京極は勢いよく柱を壊し始めました。
2本の柱を倒し、てこの要領で飛び上がって窓をけ破るという人間離れした技を見せる京極。
屋根に上がった京極はあっけにとられたキッドに「さあ・・・返していただこうか・・・宝石も・・・園子さんの心も・・・」と言います。
「ええ・・・目当てのものじゃなかったので宝石はお返しできますが・・・お嬢様の心はそうはいかない・・・」
「何!?」
「返すもなにも・・・もともと盗れてませんから・・・この賭けを持ちかけた時点でね・・・」
園子はキッドにかけには乗るけど京極にけがさせないようにと言ったのでした。
「賭けは完全に・・・お嬢様の勝ちですよ!」とキッドはた翠緑の皇帝を投げ、京極がそれを受け止めている間にキッドは飛び立ちました。
「身ぐるみはがされてトイレに監禁されてたじゃと!?」と怒り狂う次郎吉と中森警部。
賭けのことは秘密です。
「なかなか頼もしい青年じゃないか!」と感心する史郎に朋子もいじめがいがあると同意します。
「それでさー・・・どの辺で気付いたの?キッドの変装だって・・・」と聞く園子。
「実は・・・」と答えたその答えは、指の長さでした。
園子は薬指より人差し指のほうが長いのに対し、キッドは人差し指より薬指の方が長いのです。
対戦相手の身体的特徴を瞬時で見抜く、格闘家らしい答えでした。
園子をめぐる(?)京極と怪盗キッドの戦い。
2019年の映画でも見られそうですね。